魚料理 栄養

アジ類

私たちの食卓に最も登場することの多い魚料理のひとつは、アジをつかった魚料理ではないでしょうか?
ひとくちに「アジ」といってもその種類はさまざま!・・・おなじみは、「マアジ」「むろあじ」「シマアジ」などなどまた、料理方法も幅広く、生で、煮て、焼いて・・・その他、開いて干したものなど、さまざまです

一般に「アジ」と呼ばれているのは、「マアジ」のことです全長は約40センチ中1尾は120g程度です
尾の近くには「ゼイゴ」と呼ばれる硬いうろこがあるのが特徴です

アジにはどのような栄養があるのでしょうか?
アジは、タウリンやカリウムを多く含みますタウリンというのは、体のなかで重要な働きを示す含硫 アミン の一種で、別名アミノエチルスルホン酸と呼ばれます人間の筋肉や胆汁酸と結合して存在し、貝など魚介類に多く含まれますタウリンには体の各部位の働きを正常に戻す作用があります

☆お勧め料理法は?
あらゆるおなじみの魚料理にアレンジ可能な万能素材ですたたき、塩焼き、フライ、ムニエルなどがおなじみですアジの開き干しは、生とはちがったおいしさがありますごはんのお供には最高!ただし、塩分やコレステロールが多いので要注意です

「くさや」って?
アジの一種で、新鮮な「ムロアジ」を使った加工食品に「くさや」がありますくさやは、魚類の干物のひとつで、新鮮な魚を「くさや液」と呼ばれる液に浸潤させたあと、天日に干したものその「独特?」な風味から好き嫌いがありますが、病みつきになる人もいるとも言われます伊豆諸島の特産品として知られます


イワシ類

かつては庶民の食卓でおなじみの安価な魚の代表格だった「イワシ」しかし、最近では、それほど格安とはいかなくなりましたそれでも丸干しやしらす干しなど、いろいろな形で登場する庶民の味方であることに今も変わりはありません

おなじみのイワシ類とその栄養
★「ウルメイワシ」は、目が「うるんで」いるように見えるために「うるんだ目」のイワシということで、この名前があります魚の目がウルウルしている・・・?ちょっと考えてしまいますが、その目とにらみっこしながらお料理するのも、またおいしくいただいてしまうのも・・・いいかも!
ウルメイワシは、体長は20〜30センチです大きなもので生は1尾110gほどですサケの切り身が1切れちょうど100gほどですから、大きさと重さの目安になるかもしれませんウルメイワシの栄養は?脂肪が少なく、ダイエットには最適ですが、少々味は落ちると言えるでしょうめざしにすることが多いイワシです
めざしとは、主にマイワシやウルメイワシを食塩水につけたあと、目の部分に串やわら(最近ではあまり見かけませんが・・・)を通して数尾ずつつるして乾燥させたものです

★「カタクチイワシ」は、片方しかない口・・・つまり、下あごが小さく、上あごがないように見えるために、この名前がありますだしに使われる「煮干し」は、このカタクチイワシの成魚を食塩水でゆでてから乾燥させたものです
★「マイワシ」体長は15〜25センチほどで、身が柔らかいことから手開きにされることが多い魚ですビタミンD、高度不飽和脂肪酸を多く含み、うるめいわしと同様、めざしにされることが多いです

イワシは、一尾でメインの魚料理とはなりづらいですが、栄養満点です


ウナギ

ウナギのかば焼きは、大人も子どもも大好きな魚料理です現在、市場に出回っているのは、ほとんどが養殖ものです天然のうなぎは、希少で、なかなか手が出るお値段ではありません
栄養的には、養殖ものは脂肪が多く、エネルギーが高くなります
ウナギは、ビタミン類が非常に豊富な魚です特にビタミンAの含有量は、ずば抜けています目に良いと言われるのは、そのためですその他、「魚を食べると頭が良くなる!」と歌われたゆえんともいえる「IPA」「DHA」も、ウナギにはたくさん含まれています
ちょっと最近記憶力に自信がなくなってきた?お父さん、お母さん、おばあちゃん、おじいちゃん!追い込みが必要な受験生のみなさん、ウナギを召し上がってみてはどうでしょう?
ただし、ウナギはカロリーやコレステロールも豊富ですので、食べる量に注意したいですまた、ウナギの肝も、ビタミンAは豊富なのですが、コレステロールが群を抜いています食べすぎは、絶対に要注意です

うなぎのかば焼きを白いご飯にのせて「うな重」にするのもおいしいですが、買ってきたウナギのかば焼きにひと工夫してみましょう用意するのは、ネギと卵です
煮汁(しょうゆ、みりん、砂糖、酒)を煮立て、かば焼きと、斜め切りにしたネギを入れ、煮立ったら、卵を溶いて回し入れます卵が半熟状になったところで火を止めて、少し蒸らします

白いご飯の上にこの「卵を溶いたウナギ」をのせて「卵うな丼」の出来上がりです


カツオ類

春捕りのものを「初がつお」、秋捕りのものを「戻りがつお」と呼び、季語ともなっている「かつお」は日本の食卓ではおなじみの魚ですかつおを使った魚料理の種類もさまざま・・・「かつおのたたき」や「刺し身」、そのほか「角煮」もいいですね「かつお節」や「なまり節」も日本のお料理のよいダシとなります

★カツオ類と栄養
カツオは全長約70センチになる大きな魚ですたたきの1節は、約300〜350gと覚えておくと料理の分量の目安になりますまたなまり節は、1本が500gです春捕りの「初がつお」が珍重されますが、脂ののりは秋捕りの「戻りがつお」とは比較になりません初がつおと戻りがつおの可食部100グラムあたりの脂質を比較すると、戻りがつおは初がつおの10倍をゆうに超えています(ただし・・・その分、エネルギーも多くなりますが!)脂には、代謝に重要な働きをするビタミンB1、B2、やビタミンD、タンパク質、鉄分が多く含まれていますまた、苦手な人もいるかもしれませんが、血合い部分には、タウリンといって、体の各部分の機能を正常に戻す作用があるといわれる栄養素が含まれます
量に気をつけながらも、戻りがつおの時期には、積極的にとりたい魚です
かつおは、イワシやサバ、アジなどと同様、青い背の魚ですその魚特有のにおいが気になるという方もいらっしゃるでしょうこれらの魚を料理する際には、ショウガや香味野菜をうまく生かして使うと魚のにおいをさほど苦にせずにおいしくいただくことができます


サバ

「関さば」という言葉を聞いただけで、つばを呑んでしまう人もいらっしゃるのでは?「関さば」とは、大分県で味がよくて有名なサバをいいます

さばは、アジやイワシ、サンマとならぶ背の青い魚で、それゆえに苦手な人もいますが、実に栄養価の高い魚です脂肪、IPA、DHAが豊富ですビタミンB2、D、E、そしてタウリンも豊富に含みます

DHAとは、「魚を食べると頭が良くなる」という歌の歌詞で一躍有名になった栄養素・・・魚の脂・・・です不飽和脂肪酸のDHA「ドコサヘキサエンサン酸」のことで、これがさばやサンマ、アジなどいわゆる背の青い魚に多く含まれていることから、「頭が良くなる」と言われるようになったようです脳というのは、なかなか難しい?好き嫌いの激しい器官で、「血液脳関門」というところで、余分な物質を中に入れることを拒むのですとこころが、このDHAは、脳のこの厳しい門番に入場を許可される数少ない物質のひとつなのです脳のはたらきを活性化させ、記憶力を高める働きがあるとわかっていますまた血中コレステロール値をさげる、血液をさらさらにする、視力を回復させる効果もある!実にすばらしい、ボケ防止?の特効薬なのです

ただ問題は、サバは鮮度が落ちやすく、したがってあまり生では食べません酢じめにして「シメサバ」はおなじみですその他、みそ煮や塩焼が抜群のおいしさです
DHAは、毎日摂取しないと効果がないそうです!
さばの缶詰などをうまく利用すると、毎日手軽にDHAを接取できます


サケ、いくら、すじこ

サケは、夕食のおなじみの魚料理であるだけでなく、お弁当のおかずとして、またおにぎりの具としても・・・大活躍です
サケといってもいろいろな種類が出回り、サケ科の「ます」類も含めると、実に多彩です魚料理としても、お刺身、焼き魚、ムニエル、フライ・・・と毎日?食べても飽きないほどです

ところでサケは赤身の魚なのでしょうか?それとも白身の魚なのでしょうか?

魚の赤身、白身というと、その「赤み」とは、「ミオグロビン」という色素の赤のことを言います確かにサケは赤・・・ピンクをしていますしかしこの赤みは「アスタキサンチン」という別の色素なのですミオグロビンとは異なります
そもそもサケは幼魚のときは、白身の魚なのですそれが海中でオキアミを食べ、そこに含まれる色素が沈着して身が赤くなっていきますしたがって、サケは、「白身の魚」というのが正しいのです

白身魚・・・たとえば、たらやタイなど・・・と同様の料理でサケを使ってもおいしく召し上がっていただけます

代表的なサケの仲間と栄養
★銀ざけ・・・日本には回遊しませんが、近年ではアメリカから卵を輸入して孵化し、海中養殖されています
★紅ざけ・・・このサケも日本に回遊しません産卵期になると魚体が紅葉のように赤くなることから「紅」ざけという名前があります

その他、サケやマスの卵を卵巣からほぐして塩蔵したものが「いくら」卵をいくらのようにバラバラにせずに、卵巣のまま塩蔵したものを「すじこ」といいます好きな人にはたまらない食材ですが、塩分とコレステロールが恐ろしいほど高いことから・・・食べてはいけない!というわけではありませんが・・・食べる量に気をつけましょう


にしんとかずのこ

お正月の昆布巻きのなかに昆布で巻かれている魚・・・あれが「にしん」ですかつては北海道に春を告げていたのが、このにしんの群れでしたが、最近ではめっきり輸入に頼るようになってしまいました

にしんの栄養
にしんは脂肪が多く、IPAも豊富で、栄養満点の魚ですビタミンD、Eも多く含むことから本当はもっとたくさん、いろいろな形で日本の食卓に登場してほしい魚ですにしんを使った魚料理には、おせち料理の昆布巻きが有名ですその他、身欠きニシン、塩蔵、燻製など、加工品も多くあります
塩蔵、燻製などは、塩分量がかなり多くなります食べる量に気をつける必要があります

かずのこ
にしんのもうひとつの顔・・・お正月に親(にしん)と並び、欠かせないのが「かずのこ」ですかずのこは、にしんの卵巣を塩水につけて乾燥させたものです子どもがいっぱい・・・ということで子孫繁栄の縁起ものとして、お正月のおせち料理に欠かせない食材です数の子は栄養満点なのですが、コレステロールが高いうえに塩分量も群を抜いていますから、くれぐれも量を食べすぎないようにしましょう数の子にかつおぶしをかけ・・・さらにおしょうゆをたらしていただく・・・よくあるパターンですが、これではコレステロールもさることながら、塩分量がとてもではないですが、許容範囲を超えてしまいますおしょうゆは控えめに、あるいはちょっと目先を変えて、わさびマヨネーズ和えにしていただくのもいいものです


たら

寒い時期になると、魚すきが恋しくなってきますよねこの魚すきで大活躍するのが、白身魚の切り身・・・たらやタイなど・・・です

たらの仲間には、「すけとうだら」や「まだら」がありますなべものによく使われるのは、「まだら」です一方、「すけとうだら」は、鮮度が落ちやすいことから、主に練り製品や干物にされます

そのほか、「たらこ」は、すけとうだらの卵巣を塩蔵したもので、その栄養価は親(すけとうだら)をはるかに上回りますビタミンの含有量が抜群に多いのですが・・・コレステロールや塩分が多いので食べる量に気をつけましょうだいたい1はらで100gと考えると目安になります
「からしめんたいこ」は、辛い調味液に漬け込んだたらこのことです韓国ですけとうだらを「明太(メンタイ)」と呼ぶことからこの名前があります

そのほか、「しらこ」は、たらの精巣ですこれは、主にまだらのものが高級とされますしらこも親(まだら)と同様、なべものや椀だねで珍重されますこれもコレステロールが多いのが、問題ですね
また、たらの加工品では、「でんぶ」がありますタラの身を細かくほぐして砂糖で甘くしたものです「桜でんぶ」は、このでんぶをほのかな赤さに染めたものですちらしずしできれいに飾られて登場します

たらは、白身の魚の代表格で栄養豊富なのですが・・・淡泊な味わいがやや強過ぎるほどなのでちょっぴり物足りなさも!ぱさぱさした触感を補うためにも、なべものなどに活用するとそのおいしさがいきます


まぐろ

「赤身」「大トロ」「中トロ」「ホホ」「尾の身」・・・まぐろは部位によってその栄養価が大きく異なることから、ひとくちに「マグロの栄養」という言い方は適切ではありません
★「赤身」とは・・・背中側の魚肉をいいます低脂肪でタンパク質が豊富でダイエット中でも積極的にとりたい食材です鉄分が豊富に含まれていることから、女性に是非、食べていただきたいです
★「大トロ」・・・もはや「魚はヘルシー」などとは口が裂けてもいえない部分です冬場は脂肪分が40パーセントを超え、霜降り肉と同様に、量を加減しないといけない部位ですが・・・おいしいですよね!腹側のもっとも脂がのった部分です
★「中トロ」・・・腹側の大トロと赤身の中間部分にあたります脂肪分は大トロの3分の1程度ですが、それでも脂たっぷりであることに変わりはありません!
★「カマ」・・・まぐろの頭の、えらの内側から背びれにかけての部分で、ここの大トロを特に「カマトロ」と呼び・・・好きな人にはたまらない部分です
★「ホホ」・・・頭のほほの肉ですよく動かすから?硬めで、触感は、焼くと牛肉に似ていると言われますかみしめると味わいの出てくる部位ですこれも好きな人には・・・たまらない!
★「尾の身」・・・よく魚市場で尾のところを切り落としているのをみかけませんか?この断面をみてマグロの評価がきまると言われる部分です

その他、「ツナ缶」というのは、マグロの身を缶詰にしたものですいろいろな料理に使えて便利です


ひらめ

「左ひらめに右かれい」と言われますが、目のある方を上にして腹を下にしたときに、頭が向かって左側にくるのが「ひらめ」、右側にくるのが「かれい」といわれます・・・が、例外もあるそうです日本産の「ぬまがれい」は「右かれい」ではなく「左向き」になりますまたアメリカ産のものはどちら向きもあるというから、「左または右か」では区別するのは難しそうです

一般に、ひらめのほうがかれいよりも魚体が大きいとされますまた口もひらめのほうが大きいようです
ひらめは淡泊で味わいが身上の高級魚ですお刺身やお寿司に珍重されますまた淡泊さゆえに、フライや煮ものにしてもコクがでて、嫌みのない上品な味わいを楽しめます

栄養的には、養殖ものよりも天然物のほうが、100gあたりの可食部で脂質が少ないことからエネルギーが低いですほぼ中1尾が800gと考えると目安になります
そのほか、ひらめで欠かせないのが、「えんがわ」と呼ばれる部分です背びれにそった部分で、すしだねとしても人気があります

ヒラメはさっぱりとしているので、煮つけにするときにはあまり煮汁を濃くしすぎず、また煮る時間もあまり長くしないほうが上品な味付けになりますさっと火を通すぐらいに軽く薄く煮つけましょうその他、アーモンドを衣にまぶして揚げる「アーモンド揚げ」やごまをまぶして揚げるなど、素材にくせがない分、料理が楽しめる魚です少々、値がはりますが、カレイと同様、いろいろな料理にアレンジしてみるといいですね


つみれとだて巻き、はんぺん、さつま揚げ

つみれは、主にイワシのすり身で作られますイワシを骨ごとすりつぶしているので、カルシウムが豊富ですただし、加工途中で塩分を加えることから、可食部100gあたりの塩分量が多いのが気になりますなべものやお吸い物に使われます1個の分量の目安は、20〜30gです
イワシは、身のやわらかな魚なので、手開きできます新鮮なイワシが手に入ったら、ご自宅で手開きし、つみれを手作りされてみてはいかがでしょう?

つみれと同様に、魚の白身をつかうものにさつま揚げやはんぺんがありますさつま揚げは、鹿児島の名産です魚のすり身にでんぷん粉をまぜ、野菜(ニンジンやゴボウ、さやえんどうなどを細切りにして入れます)を加えて形を整え、揚げたものですそのままわさびじょうゆで食べてもおいしいですし、おでんのたねにしたりします
はんぺんは、魚のすり身にやまいもをまぜてつくります空気をふくませてからゆでることでふんわりとした独特の食感が人気です
はんぺんも、そのまま食べても、またはおでんだね、お吸い物の具にもなりますまた、バターでこんがりと焼き、チーズをはさんでフライにしてもおいしいですし、栄養価が高まります
だて巻きは、お正月のおせち料理でおなじみですね魚のすり身に卵を混ぜて焼きます巻きすでまいて形を整えます原料に砂糖も加えることから、カロリーは高いですまた塩分も多いので、食べる量に気をつけましょう
分量の目安は、1本が200gですまた、卵が使われることから、コレステロールが少々高いです


かまぼこ

魚料理・・・の一種?でしょうか?
いずれにしても、私たちの食卓に非常に多く登場する食品のひとつに、水産物の練り製品がありますかまぼこやちくわ、つみれ、はんぺんなど・・・
かまぼこひとつをとっても、かにかまぼこ、蒸しかまぼこなどが多彩ですひょっとしたら、「カニ」よりも「かにかまぼこ」のほうがおなじみだったりして・・・?

かにかまぼこは、かに肉の「コピー」です薄いかまぼこに細かい筋目をいれてから加熱したものです原料は、すけとうだらですすけとうだらは、白身の魚、たらこはすけとうだらの卵巣・・・気づかないところでとても身近なのですね
1本=15gと覚えておくと、分量の目安になります
水産加工品、練り製品全般に特にいえることですが、可食部100gの栄養をみると、原料が白身魚なので、タンパク質が豊富で脂質が少なく、栄養的には優れているのですが、加工段階で塩を加えることから塩分が多いことが気になります

蒸しかまぼこも白身魚のすり身です白身の魚、主にすけとうだら、さめ、いわし、えそなどが使われますこれらをすり、塩、でんぷん粉、みりん、砂糖を加えて蒸したものです高級なものだと、たいやとびうおが用いられます

ちくわ、特におなじみなのは、焼きちくわですちくわは「竹輪」と書きます魚のすり身を竹の筒につけて焼いたものです(現在は、竹ではなく鉄の棒が使われます)これもすけとうだらが原料です

これらの練り製品はそのものに塩分が多いので料理に用いるときには、塩の分量を控えるなど、気をつけましょう


えび類

甘エビ、伊勢海老、サクラエビ、ブラックタイガー、くるま海老、そのほか芝エビなど・・・海老は、小さなものから大きなものまで私たちの食卓で本当によく登場する魚介類のひとつです
あまえびは、正式には「ほっこくあかえび」という名称をもっています甘味があって、とろりとしたその独特の舌触りがたまらないという人もいるのではないでしょうか?お刺身としてはもちろん、寿司だねとしても人気です緑色の卵巣もおいしいですが、いただくときには必ず新鮮なものを求めるようにしましょう
伊勢海老は、その威風堂々たる姿からお祝いの席で珍重されますお刺身はもちろん、塩焼きも見栄えがしますその他、洋風にバターソテー、ロースト、あるいはコキールなどの料理も抜群のおいしさです

クルマエビは、成長によって名前を変え、「サイマキ」、「マキ」、「クルマエビ」となりますアミノ酸が豊富で、タウリンも多く含みます大きさ的にも手ごろで調理しやすいことから、天ぷら、フライ、など多様に用いられますちなみにクルマエビは日本独特のもので、最近は養殖が主流ですその一方で、くるま海老によく似ているのが、東南アジアで盛んに養殖されるブラックタイガーです味はクルマエビより少々劣りますが、大量に輸入され、お値段はお手頃です

その他、サクラエビは、小さくて透明なエビです煮ると桜色になることからこの名前がありますそのままお好み焼きに入れたり、かき揚げにします殻ごといただけることから、殻に含まれる「キチン」という栄養素が注目されつつあります


いか

私たちの食卓に登場することが多いいかの仲間には、するめいか、こういか、ホタルイカ、などがありますその他いかの加工品として、塩からやするめがあります
いかは、冷凍してもタンパク質が変化しにくく、味も落ちないので、冷凍したものがよく出回っています下準備がいらないのでお料理にとても便利です
お刺身、天ぷら、フライ、煮ものなど、何にでも向くのは、いかそのものがとても淡泊な味だからでしょういかを干したものがするめですするめはそのまま焼いて食べてもいいですし、松前漬けの材料になります

塩辛は、いかの身を、内臓と塩につけこんだものです塩からは、大さじ1が17gと覚えておくと目安になります内臓をつかっているため、コレステロールが多いのが気になりますまた塩分量が非常に!多いので、食べる量には気をつけましょう

ほたるイカは、生かゆでたものをわさびじょうゆや酢味噌でいただくとおいしいですねその他、薄切りのきゅうりと合わせて酢のものでいただいてもいいですし、薄味で煮てもまたおいしいです
ほたるいかは、富山湾で捕れるものが有名です春、産卵のために岸によってくるものです卵をもったものが美味とされます

★知って得する情報
いかを下ごしらえする際は、わたを抜くときにやぶらないように注意しましょういかのスミは洋服などにつくとなかなか落ちませんまた、いかは新鮮なものほど皮がむきやすいと言われますキッチンペーパーをつかうと皮がむきやすいです


さんま

秋刀魚と書いて?「サンマ」です秋の味覚の代表格と言われる「サンマの塩焼き」を大好物として楽しみにしている人も多いのではないでしょうか?
こんがりと焼いた、脂ののったサンマは、たっぷりの大根おろしといっしょに召しあがると最高ですよね!
サンマは、夏に北海道から南下し、翌年の春には紀州沖まで下っていきます
栄養面では、「頭が良くなる」と噂のDHAやIPAを豊富に含み、アジやサンマ、サバなど、青い背の魚のなかでも特に優れています
サンマは新鮮なものはお刺身としてもいただけますそのほか、開いて干したものや、みりん干しもまた違った風味と味わいがあります
青い背の魚は独特のにおいがあることから、栄養があるとわかっていてもなかなか食が進まないという方もいらっしゃいますそのような方は、かば焼きなど、少し味付けを濃くして召し上がってみてはどうでしょう?臭みがきにならなくておいしく召し上がっていただけるかもしれません
DHAは、血中コレステロールの値を下げ、血液をさらさらにします視力を良くする効果もあるといわれますまた記憶力もアップさせることが実験から明らかにされつつあります受験生のみなさん!ボケが心配のおじいちゃん、おばあちゃん・・・おかあさん、おとうさんも!ご家族みんなの健康のために旬のサンマをたっぷりいただきたいものですねDHAは、毎日少しずつ摂ることが大切です塩焼、かば焼き、そのほか缶詰で手軽に・・・いろいろな形で食卓に登場させたいですね


貝類

貝類といって、みなさんは何を真っ先に思い浮かべますか?
あさり、はまぐり、牡蠣、ホタテガイ?
小さいながらもうま味成分たっぷりの魚介類は、お料理の主役となることもありますが、スープなどのおいしい具かつだしになり大活躍です

お味噌汁の具としておなじみの「あさり」は、日本各地の沿岸にいる最もポピュラーな貝ですタウリンや鉄分が豊富で、ビタミンB2もたくさん含んでいます砂を含んでいるので、いただくときには、海水と同程度の塩分濃度の水に入れ、砂抜きをしてから料理に用いますシンプルに酒蒸し、またはワイン蒸しにしてもおいしいですねその他、スープやお味噌汁にも人気の具です

殻の長さが約4〜5センチのあさりに対して、あわびは、殻の長さが約10〜30センチにおよび、ボリュームがありますくろあわび、まだかあわび、えそあわびなど、種類がありますあわびは、秋から冬にかけてが産卵期となることから、その前の夏が旬となりますあわびは高級食材で、お刺身やすしだねに用いられます中華料理では、乾燥した干しあわびをもちいます

すしだねに人気の赤い貝・・・「あかがい」ですあかがいの赤さはヘモグロビンという物質ですあかがいは、春から秋に産卵し、おいしいのはそのあとの身が太った時期ですタウリン、グリコーゲン、亜鉛が豊富な栄養満点の魚介ですグリコーゲンはエネルギー代謝に大きく関与する栄養素です牡蠣にも豊富に含まれていることで知られています


かれい

「ひらめ」と似て、平たい体をし、海底にすんでいる魚は?
答えは、「かれい」です

腹を下にして置いたときに目が右にあるのが「かれい」、左側にあるのは「ひらめ」とされます「左ひらめに右かれい」と言われる所以です(ただし、この原則には例外があります)
身が淡白な白身なので、お刺身や、煮つけ、焼きもの、揚げ物など、どのような料理にも向きますひれの付け根の部分(骨の間の身)は、「縁側」と呼ばれ、もっともおいしいといわれますお寿司のネタにも使われます
脂肪分が少なく、タンパク質が豊富な栄養価の高い魚です

かれいは、その物の身が淡白なので煮ものにするときは濃い味付けにするとおいしいですしょうがを加えると、食べやすく召し上がっていただけます

煮魚にするときは、下ごしらえとして皮に塩少々をふり、冷蔵庫に入れておいて、煮る時に出し、洗って水けをふきますだし汁といっしょにしょうがを鍋に入れて煮立てます
煮魚を作るときには、煮汁をまず煮立てておき、そこに魚を入れるというのが原則です
煮たった汁にかれいを入れてひと煮立ちさせますしょうゆ、砂糖、酒といった調味料を加えて、落としぶたをし、中火で15分ほど煮ます
(あくを途中でこまめにとると味がすっきりします)
どうですか?
なかなかシンプルでしょう?魚を煮ながら、そのわきでごぼうや青菜(先に熱湯でゆで、食べやすい大きさに切っておきます)をいっしょにさっと煮ると、付け合わせもいっしょにできてしまいます

白い御飯がおいしくなる煮魚ですぜひ、お試しください


タコ類

イカや海老と並び、タコは魚介類のなかでも食卓に気軽に上ることの多い、日本人に人気の食材です
日本の食卓では、人気の「まだこ」は、欧米では、その・・・少々不気味な?・・・容姿から、「デビルフィッシュ」というあまりありがたくない名前をいただき、好かれているとは到底いえません
欧米ではあまり人気がありませんが、ポルトガルやペルーでは、タコはリゾットに入れたり、マリネにして人気の料理です

可食部100gの栄養素をみると、コレステロールがかなり多いので、良くないのでは?と考えがちですが、実はそれを低下させる働きをもつ「タウリン」も豊富なので、この点ではあまり問題はなさそうです
分量の目安としては、タコの足1本で150gと考えてくださいエネルギーも低いので、ダイエット中の方も積極的にいただきましょうまだこはゆでると真っ赤になりますキュウリと合わせて酢のものにしたり、からし酢味噌やわさびじょうゆでさっぱりといただくのもいいですね

リゾットに入れてもgood です炊き込みご飯に入れてもおいしいですよおでんに入れてもおいしいですただし、あまり長く煮込むとかたくしまってしまうので要注意です

その他、日本では「いいだこ」も人気ですね「いいだこ」は「飯だこ」と書きます産卵期にゆでると卵が飯粒のようになることからこの名前がついたといいます酢味噌や煮ものにします中1ぱいが8gと考えるとよいでしょういいだこの主産地は、三重県と石川県です当地にいったら新鮮ないいだこの料理を堪能したいものです


きす

「きす」は、とても「美しい」魚と思いませんか?
絹のように上品なその白身は、てんぷらの素材に欠かせません
脂肪が少なく、淡泊で、とろけるような優しい舌触りの魚です栄養も高いです地方によって独自の味付け、料理方法がありますが、てんぷらやフライがおいしいですから揚げもgoodです
日本海側では、酢のものや干物にしていただくこともあります
骨ごと、内臓ごと食べるので、カルシウムが豊富ですが、その分コレステロールが高くなってしまうのが、ちょっと気になりますね

キスは、魚そのものが淡泊なので、味付けをいろいろ工夫してもおいしくいただけます
たとえば、レモン蒸しはいかがでしょう?
レモンのさっぱりとした風味が、キスの柔らかな舌触りを生かしますキスは3枚におろし、軽く、塩、こしょうをしておきます耐熱皿の内側にバターを塗り、きすを重ねて入れて行きます(4人分で12尾が適当です1人1人で作ってもいいですし、大きめのお皿でいっしょに作ってもいいでしょう)
お好みのキノコ類(シメジ、生シイタケ、マッシュルーム)を薄切りにし、キスの上に散らしますレモン汁少々と水少々をふりかけ、上に刻んだパセリを散らします
表面にパン粉を散らし、バターを数か所に置いてオーブンで焼きますパン粉がうっすらと焦げる程度で出来上がりです

タマネギの薄切りを下に敷いてもおいしく、また甘味が出ておいしく召し上がっていただけますレモンの量は、お好みで「すっぱさ」を加減します仕上げにレモンの輪切りを添えてもきれいです


さざえ

その独特の形と、歯ごたえのある身から、お酒の肴に人気の魚介・・・「さざえ」岩礁に生育しますが、特においしいのは、東北以南の外洋で捕れたものと言われますタウリンが豊富です可食部100gの栄養をみると、コレステロールが多いのが気になりますが、タコやイカと同様、コレステロールを下げる働きがあるといわれるタウリンを多く含みます
分量の目安としては、1個が30〜50gと考えるとよいでしょう

料理方法としては、つぼ焼が有名ですほかにお刺身や酢の物、また煮ものにしてもおいしく召し上がっていただけます

お子さんにもおいしく召し上がっていただくには、サザエの卵をほぐして蒸しあげた「卵蒸し」はいかがでしょう?
サザエの殻をそのまま器として用いると、風合いが出ますね

サザエを殻ごとたわしでごしごしときれいに洗いますサザエ中4個に対してカップ1の水を加え、5分程度蒸しますそのあと、身を取り出し、食べやすく切ります(2センチ角程度が食べやすいでしょう)
身を取り出したら、殻の内側もきれいに洗います
サザエ4個に対して、卵2個を溶きほぐし、だし汁1カップ、塩少々、しょうゆ小さじ1弱、さらにみりんを加えて卵汁を作ります
切ったサザエの身と、卵液を殻に入れますあとは、蒸気のあがった蒸し器で15分弱、弱火で蒸します
*火加減が強すぎると「す」が立ってしまいます茶碗蒸しを作る要領で作ってください

仕上がりにミツバを切って散らすとよい風味ですおもてなしにもよい料理です



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