おもてなし料理レシピ
牛肉のたたき
気心の知れた仲間が集まる、久しぶりに懐かしい友人が訪ねてくる、など、
家に人が集まって皆でくつろいでお話したり飲んだり食べたりするのはとても楽しいことです。
しかし、人を招くことが決まると必ず頭を悩ませるのが、
「どんな食事を出したらよいだろう」
ということです
「何かごちそうしなくては」
と、メニューや品数のことで頭がいっぱいになります
しかし、「おもてなし料理」レシピというのは、
そんなに構えなくても作れるものです
心配は要りません
それに、すべて特別なメニューでそろえなくても、
何か一品、自信を持って出せるものがあれば、
あとは買ってきたものを並べてOKぐらいの気持ちでいた方が
気楽で余裕が持てるものです。
ここではそんな「この一品さえあれば」というおもてなし料理レシピを紹介します。
まずは「牛のたたき」
◆材料◆
牛ランプかたまり肉...500g、
ゆず...1個、
酢...ゆず果汁と合わせて70ml、
だし昆布...5cm角、
しょうゆ...100ml、
みりん...40ml、
大根...5cm、
にんじん...1/2本、
水菜など葉野菜...適量
◆作り方◆
1.牛肉は5cm角に切り分けます。
2.ゆずは皮の黄色い部分をすりおろしてボウルに入れ、
そこに、ゆず果汁、酢、だし昆布、しょうゆ、みりんも加え混ぜ合わせます。
3.オーブンを180度に温め始め、フライパンに分量外のサラダ油を敷いて
「1.」の肉を強火で色よく焼き付けます。
4.オーブンの天板にアルミホイルを敷き、焼き網をのせ、
そこに「3.」の肉を並べて180度で20分焼きます。
途中で上下をひっくり返します。
5.肉が焼き上がったら、熱いうちに厚めのポリ袋などに「2.」の漬けだれとともに入れ、
空気を抜いてしっかり口を閉じて半日以上漬け込みます。
6.大根とにんじんは千切りにして食べやすく切った葉野菜とともに
水にさらしてシャキッとさせます。
肉は汁気を切ってから2〜3mmの厚さに切り分け、
水気を切った野菜とともに盛り合わせます。
このように、前もって作っておけるものがあれば、
あとは直前に切って盛り付けるだけで、
お客さまが来てからキッチンにこもってしまうことも避けられるようになります
豚肉と野菜の煮物
おもてなし料理レシピに欠かせないのが、普段のおかずでもメインとなる「肉」です。
しかし、彩りの面でも栄養面でも、また食べ飽きないためにも、肉単品ではなく野菜も一緒に食べられるようなメニューにしたいものです
そこで「この一品さえあれば」のおもてなし料理レシピ第3弾として「豚肉と野菜の煮物」を紹介します。
<材料>
豚肩ロースかたまり肉...400g
里芋...4個
にんじん...1本
生しいたけ...1パック
ねぎ...3cm
しょうがの薄切り...4枚
<調味料>
・酒...1/2カップ
・薄口しょうゆ...大さじ3
・みりん...大さじ4
・粗びき黒こしょう...少々
・片栗粉...小さじ2
・水...大さじ1
<作り方>
1.鍋に豚肉、ねぎ、しょうが、肉がかぶるくらいの水を入れ、強火にかけます。沸いてきたら弱火にして25分ほどゆで、肉に火が通ったら火を止めてそのまま冷まします。
2.にんじんは皮をむいて一口大の乱切りにし、熱湯でさっとでます。里芋も皮をむいてさっとゆでておきます。しいたけは石づきを切り取ります。
「1.」の肉が冷めたら8等分に切り分け、ゆで汁はこしてとっておきます。
3.鍋にゆで汁2カップと調味料を合わせて強火にかけ、煮立ったら中火にして肉と野菜を加えます
再び煮立ったら弱火にし、ふたをしないで30分ほど煮ます
途中で里芋やにんじんが柔らかくなったら煮崩れしないように取り出しておき、最後に鍋に戻します
「4.」肉がやわらかく煮えたら、水溶き片栗粉を「3.」の鍋に加え、大きく混ぜてとろみをつけて、出来上がり
鶏肉のくわ焼き
「この一品さえあれば」・・のおもてなし料理レシピでは、「牛肉」や「豚肉」を使ったものを紹介してきたので、
ここでは、「鶏肉」を使ったレシピを紹介いたします
一般的に、牛、豚、鶏の3種類の料理を一度に出すことはあまりないとは思いますが、
肉を使ったおもてなし料理レシピをいくつか持つことで、後々にもやくに立つのではないでしょうか
鶏肉のくわ焼きのレシピを紹介します。
◆材料◆
鶏もも肉...2枚
小麦粉...適宜
ほうれん草...1わ
塩...少々
たれ
酒...大さじ4
みりん...大さじ4
しょうゆ...大さじ4
砂糖...大さじ1/2
◆作り方◆
1.鶏肉は余分な脂は取り除き、筋を切りながら全体の厚みが
均一になるようにします
焼いたときに反り返らないよう、包丁の刃元を使って筋切りは
しっかり処理しておいてください
鶏肉の身の方に小麦粉をはたき、しばらくおきます。
2.ほうれん草は塩を入れた熱湯で色よくゆで、水にさらします
水気を切ったら、一株ずつ結んでおきます
3.テフロン加工のフライパンを、脂をひかずに熱し、
「1.」の肉を、皮目を下にして入れ、中火でじっくりと焼き付けます。
皮から脂が出てカリッとこんがり焼けたら裏返し、
6〜7分ほど焼いたら一度取り出します
4.手早くフライパンの脂を拭いてたれの材料をすべて入れ、
中火にかけて煮立ってきたら「3.」の肉を戻します
弱火でときどき上下を返しながら両面を3分くらいずつ煮からめます。
5.肉を取り出したフライパンに「2.」のほうれん草を入れ、
味をからめながら温めます
肉を食べやすい大きさに切って、ほうれん草とともに器に盛り付けます。
この料理のポイントは、皮目をパリパリに焼いて、溶け出した脂をしっかりと取り除いておくことです
また、タレにしっかり煮からめた鶏肉は、しっかりとした味わいになります。
手羽先の揚げ漬け
手羽先と言えば、ビールのおつまみというイメージが大きいですね。
がっつり肉を食べたい、というよりは、お酒を飲みながら、そしてお絞りで手を拭いながら時間をかけていただきたいメニューです。
しっかりとした味付けにすれば、おつまみはもちろん、おかずにもなりますし、おもてなし料理レシピとしてもピッタリです。
揚げたてをお客さまに出すわけではないので、前もって作り置きができるという点でも、おもてなし料理レシピにふさわしい一品です。
材料:鶏手羽先…12本、浸け汁(黒酢または酢…大さじ6、しょうゆ…大さじ6、みりん…大さじ2、粗びき黒こしょう…少々、赤唐辛子…1本)、塩こしょう…少々、揚げ油
作り方
1.手羽先は関節部分に包丁を入れて先を切り落とし、塩こしょうをふります。
手羽先の裏側に縦に1本、深く切り込みを入れます。そうすることで、火が通りやすくなり、味がよくしみ込みます。
2.揚げ油を中温(170〜180℃)に熱し、手羽先を揚げます。
手羽先は両端から少し骨が出て薄いきつね色になるまで、4〜5分じっくりと揚げます。
3.バットに浸け汁の材料を合わせて、「2.」の手羽先の油をきってから浸け込みます。手羽先の上下を返しながら、10分以上は浸けておきます。
このレシピでは浸け汁に酢がたっぷり入っているのでさわやかな味わいになります。黒酢を使うと、味により深みが出ます。
付け合せには、ごぼうとパプリカを素揚げしたものに手羽先の浸け汁を絡めたものなどが合うでしょう。
いつもの刺身も目先を変えて・・・
お魚を使ったおもてなし料理レシピ、というと、豪華に盛り付けたお刺身などが浮かびますよね。
確かにお刺身はお酒のつまみになりますし、赤身に白身、しその葉や食用花、大根のつまなど彩りもよい一品となります。
しかしそんなお刺身もちょっとアレンジを加えて出すだけで、「これはできるな」と思わせるおもてなし料理レシピとなってくれます。
ここではそんなお刺身アレンジレシピを2つ、紹介します。
●白身魚の昆布じめ
材料:白身魚の刺身…120g、塩昆布…30g、きゅうり…1/2本、おろしわさび・しょうゆ…適宜
作り方
1.ラップに塩昆布の半量を広げ、その上に白身魚を並べて、残りの塩昆布ものせ、きっちりとラップで包みます。バットに入れて上から同じ位の大きさのバットを重ねて挟み、ボウルに水を入れたものを重しにして冷蔵庫で30分ほど締めます。
2.きゅうりは縦2つに切って斜め薄切りにします。「1.」の白身魚を塩昆布と混ぜて器に盛り、きゅうりを添えてわさびを乗せます。
しょうゆをふっていただきます。
●帆立の磯辺焼き
材料:帆立貝柱…大4個、酒…大さじ1/2、しょうゆ…大さじ1、焼きのり…1枚
作り方
1.帆立貝柱は厚さを半分に切り、ボウルに入れて酒、しょうゆをからめておきます。
焼きのりは長方形になるように8等分に切ります。
2.焼き網を熱して汁気をきった貝柱を乗せて中火で両面をさっと焼いて、のりに挟みます。
どちらも手軽に出来るわりに、粋な酒の肴となるおすすめのレシピです。
鯛の塩釜焼き
鯛と言えばおめでたいシーンには欠かせない食材ですが、おもてなし料理レシピにもふさわしい素材です。
魚をメインにしたおもてなし料理レシピと聞くとお刺身の盛り合わせなどが思い浮かびますが、煮魚や焼き魚も立派なおもてなしとして発展させることができます。
ここでは迫力のある「鯛の塩釜焼き」のレシピを紹介します。
普段はあまり家庭ですることのない料理だと思いますが、ここ一番という集まりの時にこの塩釜焼きを出せば、お客さまが驚き盛り上がることでしょう。
食べる前にすりこ木で塩釜を叩いて割る作業なども、また一興です。
材料:鯛…体調35cmくらいのものを1尾、酒…大さじ2、ゆずの輪切り…1個分、れんこん…1節、塩蔵わかめ…30g、塩釜(卵白…4個分、片栗粉…大さじ8、粗塩…400g)
作り方
1.鯛は売り場でうろこ、内臓、エラを取り除いてもらってください。
鯛を水で洗って水気を拭き、胴の両面に4ヶ所包丁で斜めに浅く切り込みを入れ、切り口に酒をまぶして輪切りのゆずを挟みます。
2.れんこんは皮をむいて1cm厚さの輪切りにし、水にさらしてから水気をきっておきます。わかめは水で洗い、5分ほど水で戻してからよく絞って4cm長さに切ります。卵白を大きめのボウルに入れ、泡立て器かハンドミキサーで堅く泡立て、片栗粉、粗塩の順に加えて泡を消さないように混ぜます。
3.オーブンを200℃に温めます。
オーブンの天板にオーブンシートを敷き、れんこんを重ならないように並べ、わかめ、鯛の順にのせます。
2.の卵白をゴムべらなどを使って全体に塗ります。
ゴムべらを水でぬらしながら卵白を塗ると、表面が滑らかになります。
4.200℃のオーブンで1時間ほど焼きます。
5.焼きあがったら塩釜の表面をめん棒などで叩き割り、滑らせるように皿に移します。
鯛の背側と腹側に箸を入れておくと、身が取り分けやすくなります。
しめさばの3種盛り合わせ
この一品があれば大丈夫、というおもてなし料理レシピは、何も肉ばかりではありません。
お魚料理も立派なメインになりますし、盛り付けを立体的に工夫すればおもてなし料理レシピとして自信を持ってお客さまに出せるものになるでしょう。
魚には四季折々の旬があり、季節の移ろいを食事から感じられるすばらしい食材です。
中でも秋から冬にかけて出回るさばは、脂がのって旨みもたっぷりです。
そんなさばを家庭でしめて、さらにしめさばをアレンジした焼き物、和え物を加えて3種盛りを作ってみましょう。
●しめさば
材料:さば(刺身用に3枚におろしたもの)…2尾分、粗塩・酢…適宜、しょうがの皮…2片分、昆布…5cm角3枚、すだちの輪切り…適宜
作り方
1.さばは腹骨があるものはそぎ取り、身の真ん中にある骨を頭側に向かって骨抜きで丁寧に引き抜きます。
2.バットに粗塩を一面に敷いたところへ、さばの皮目を下にして並べます。
その上から表面が白くなるまで多めに塩をふり、ラップをして冷蔵庫に3時間ほど置きます。
3.さばを水でさっとすすいで塩を流し、水気を拭きます。
バットをきれいに洗ったら、そこへさばを並べ、浸るくらいの量の酢を入れてしょうがの皮、昆布、すだちを加えます。
再びラップをして冷蔵庫で6時間ほど置いて酢じめにします。
4.汁気をきったさばを、まな板の上に皮目を上にして頭を左にして置き、切り目の部分から皮をむいていきます。
身が崩れないように、片方の手で身を押さえながら尾の方に向かって引っ張るように皮をむき取ります。
5.しめさば1尾分は、中心に浅い切込みを1本入れて切り離し、八重造りにします。
残りの1尾分は半量ずつ、以下に紹介する焼き物と和え物にします。
●焼きしめさば
材料:上記のしめさば…1/2尾分、しし唐辛子…4本
作り方
1.1/2尾分は縦2つに切り、4cm長さに切り分けて、皮目に浅く格子状の切込みを入れます。
2.魚焼きグリルで皮目を上にして中火で3〜4分焼き、裏返して3分ほど焼いて取り出します。
3.しし唐は縦に1本の切り目を入れ、同じくグリルでこんがりと焼きます。
●ごまじょうゆ和え
材料:上記のしめさば…1/2尾分、和えごろも(白いりごま…大さじ6、しょうゆ…大さじ1半、しょうがすりおろし…小さじ1)
作り方
1.しめさばは皮目を上にして幅1cmに切り分けます。
2.ボウルに和えごろもの材料を合わせて、「1.」のさばを加え、さっと和えます。
これらを器に盛り付けるときは、大根の千切りや紅たで、赤とさか、ぼうふう、青じその葉などを彩りよく添えながら、立体的に盛り付けてくださいね。
ぶりと揚げ野菜のサラダ
「この一品さえあれば」というおもてなし料理レシピでは、肉や魚と野菜の栄養バランスが取れていることも大切なポイントとなります。
そこで、脂ののったぶりを使ったサラダなどはどうでしょう。
普段は照り焼きやぶり大根などが定番のぶりですが、実は揚げてもおいしくいただけるのです。
あまり家庭ではお目にかからないような素材の使い方でお客さまをうならせるのも、おもてなし料理レシピを考える上で楽しみのひとつとなります。
ここでは「ぶりって、こんな風にしてもおいしいね」と言ってもらえるような、サラダを紹介します。
材料:ぶりの切り身…4切れ、かぶ…3個、れんこん…1節、グリーンアスパラ…6本、にんにく…2かけ、酒・しょうゆ…各大さじ1/2、しょうがの絞り汁…小さじ1、片栗粉…適宜
ドレッシング(柑橘類の絞り汁…大さじ2、薄口しょうゆ…大さじ2、こしょう…少々)、かぼすの半月切り…8枚、揚げ油
作り方
1.ぶりは1切れを4等分に切り分け、ボウルに入れて酒、しょうゆ、しょうがの絞り汁を入れてよく混ぜて10分ほど置きます。
2.かぶは茎を6cmほど残して葉を切り、皮をむいて縦4等分に切ります。
れんこんは皮をむいて縦2つに切り、厚さ1cmの半月切りにして水にさらします。
アスパラは根元の堅い皮をピーラーでむき、長さを3等分にします。
にんにくは縦半分に切ってから薄切りにします。
3.揚げ油を中温(180℃)に熱し、かぶ、アスパラ、水気をきったれんこん、にんにくの順に素揚げをします。
続けて、汁気を切ったぶりに片栗粉を薄くまぶし、こんがりと揚げていきます。
4.揚げた野菜とぶりをボウルに入れ、ドレッシングの材料を順に加えて混ぜ、そのまま冷ましてからかぼすを加えます。
ドレッシングの材料のうち、柑橘類の絞り汁は、かぼすなどを使うと香りもよく、おいしく出来上がりますが、酢でも構いません。
ぶりと野菜が熱いうちにドレッシングと和えるのがポイントです。
きんきの潮汁
食卓のメイン料理に赤いお魚があると、パッと目を引きますね。
秋から冬にかけて旬をむかえる「きんき」も、脂がのって旨みのあるお魚で、その赤い色を生かした潮汁などはおもてなし料理レシピとしてはぴったりです。
甘辛い煮付けが多い魚料理の中、塩味で煮たきんきの潮汁はとても上品な味わいになります。
身はぷるんとしてやわらかく、煮汁にはきんきの旨みがとろりと溶け出しています。
材料:きんき…2尾、だし昆布…5×30cm1枚、酒…1/2カップ、しょうが…1片、ごぼう…1本、ねぎ…2/3本、塩…小さじ1半、粗びき黒こしょう…少々
作り方
1.きんきはうろこ、えら、内臓を取り除きます。(鮮魚売り場で処理してもらうとらくです)
ごぼうは皮を包丁でこそげ取り、長さを5〜6cmに切って千切りにし、水にさらしておきます。
しょうがは皮をむいて千切りに、ねぎは4cm長さに切り、縦2つに切ってから千切りにします。
2.フライパンにだし昆布と水3カップを入れ弱火にかけ、煮立ってきたら酒、しょうがを加えて中火にし、きんきを並べます。
3.煮ているうちにアクが浮いてくるので、ていねいにすくい取ります。
4.きんきの表面に煮汁をかけ、色が変わったら火を弱めます。
アクがあればすくい、まわりにごぼうを加えて中火にし、再び煮立ってきたら火を弱めてふたをして15分ほど煮ます。
その後、塩をふり、ふたをして5分ほど煮てねぎを入れ、さらにひと煮して火を止めます。
器に盛り付けた後、粗びき黒故障をふります。
潮汁も味わい深い一品ですが、この煮汁をあつあつに温めて、ご飯にかけて食べる汁かけご飯もまた絶品です。
温かいご飯に煮汁とほぐしたきんきの身、刻んだねぎを加えてください。
食事の締めまで計算に入れた、まさにこれぞおもてなし料理レシピと言えるかもしれません。
締めくくりの料理
おもてなし料理レシピというと、メインとなる肉や魚料理を思い浮かべますが、お酒を飲んだあとの締めの一品も意外と重要なおもてなし料理レシピなのです。
最後は締めくくりにふさわしいご飯ものや麺類を出したいものです。
ここでは、締めにはもちろん、宴の途中にも嬉しいごはんとめんのレシピを紹介します。
●かき揚げ茶漬け
材料:納豆…1パック半、三つ葉…1/4束、乾燥岩のり…ひとつまみ、塩…適量、小麦粉…20g、卵…1/2個、揚げ油、ご飯、緑茶またはだし汁
作り方
1.三つ葉は根元を切り落として2cm長さのざく切りにし、岩のりはこまかくもみます。
ボウルに三つ葉、岩のり、納豆、塩を入れて混ぜ、さらに小麦粉を加えてさっくりと混ぜます。
2.卵を割りほぐし、水1/4カップと混ぜ合わせます。
3.「1.」のボウルに「2.」の卵水を加えてさっくりと混ぜ、170℃の油に適量ずつ入れてカラッと揚げます。
かき揚げのたねは、木べらに乗せて小さくまとめ、菜箸を使って滑らせるように油に入れると形つくりやすいです。
4.茶碗にご飯を持って塩少々をふり、「3.」をのせて緑茶またはだしをかけていただきます。
●梅ゆばうどん
材料:ゆでうどん…4玉、生ゆば…60g、青じそ…5枚、梅干し…4個、だし汁…4カップ半、しょうゆ…大さじ4、酒…大さじ1半
作り方
1.うどんはたっぷりの熱湯でゆでてざるに上げ、水気をきってから器に盛ります。
2.生ゆばは水気をきって食べやすい大きさに切り、青じそは千切りにします。
3.だし汁としょうゆ、酒を鍋で合わせて温めておき、「1.」に「2.」と梅干しをのせ、温めたつゆを注いで出来上がりです。
簡単に済ませてしまいがちな締めのうどんに、生ゆばを用いたことであらたまった感じがします。
また、青じそと生ゆば、梅干しの3色の彩がとてもきれいな一品です。
土鍋でブイヤベース
魚介類のうまみがたっぷり溶け出したブイヤベースは、ワインにも合う洋風のイメージがあります。
そんなイメージから、若い人向けのおもてなし料理レシピに分類されそうですが、土鍋で和風のブイヤベースというのもなかなか味わい深いものがあります。
えびを丸ごと使い、たくさんの魚介を使う豪華なスープは、おもてなし料理レシピにピッタリです。
材料:有頭えび…大8尾、帆立貝柱…大8個、生たらの切り身…4切れ、塩…小さじ1/2、こしょう…少々、酒…大さじ2、トマト…3個、じゃが芋…2個、玉ねぎ…1個、にんにく…2かけ、オリーブ油…大さじ2、煮汁(だし汁…2カップ半、酒…1カップ、レモンの絞り汁…大さじ1、薄口しょうゆ…大さじ3、塩…小さじ1/2、こしょう…少々)
作り方
1.えびは足とひげを切り落とし、背わたを取り除きます。
たらの切り身は長さを半分に切り、塩、こしょう、酒をふりかけ10分ほど置きます。
2.トマトは皮を湯むきし、へたを取り、横半分に切って種を除いてから1cm角に切ります。
じゃが芋はよく洗い、皮付きのままラップをかけて耐熱皿にのせて電子レンジで5分加熱します。粗熱が取れたら皮をむき、1.5cm厚さの輪切りにします。
3.玉ねぎとにんにくはみじん切りにし、耐熱ボウルに入れます。
そこにオリーブ油を加えて混ぜ、ラップをふんわりとかけて電子レンジで5分加熱します。
4.土鍋に「3.」の玉ねぎとにんにく、「2.」のトマトを入れて中火にかけます。
煮立ってきたら、煮汁の材料を加え、再び煮立ったら弱火にしてふたをして5分ほど煮ます。
5.えび、たら、帆立貝柱、じゃが芋を順に加え、中火で3〜4分煮ます。
味を見て、薄口しょうゆ、みりん、こしょうで味を調えて出来上がりです。
鍋のあとのお楽しみとしては、固めにゆでたスパゲティーの麺がよく合います。
魚介と玉ねぎ、トマトのうまみが溶け出した、絶品スープスパゲティーができますよ。
寿司飯の合わせ酢について
家族団らんの食卓に度々登場する手巻き寿司。
いろいろな具を用意しておけば各々が好きな具を巻いて好きな量を食べられるので、おもてなし料理レシピとしてももってこいのメニューになります。
中には自分で巻いて食べるのが面倒、という人もいるかもしれません。
そのまま食べてもOKのお刺身などを多めに用意しておくとよいでしょう。
さて、手巻き寿司の味を決めると言ってもよい寿司飯ですが、ここでは寿司酢の割合についてお話したいと思います。
まず米2カップに対する寿司酢の基本量は、酢…大さじ3、砂糖…大さじ2、塩…小さじ1と1/3です。
基本の寿司酢は、太巻き寿司や細巻き寿司に向きます。
次に、魚介類の寿司用には甘さを控えた寿司酢を使い、分量は、酢…50ml、砂糖…大さじ1、塩…小さじ1と1/3です。
この寿司酢は握り寿司、押し寿司、手巻き寿司に向きます。
五目寿司や稲荷寿司には甘めの寿司酢が合います。
分量は、酢…大さじ3、砂糖…大さじ3、塩…小さじ1と1/3です。
米3カップの場合は寿司酢の量を1.5倍にするなど、調整してください。
今では既製の寿司酢もスーパーで買うことができ、手軽に家庭でお寿司が楽しめるようになっています。
しかし、おもてなし料理レシピとしてお寿司を出すときは、ぜひ具に合わせて寿司酢の割合を変えて、手作りしてみてください。
慣れると寿司酢を作るのもそんなに手間にはならず、家庭ごとの味が決まってくると思います。
お子様向けミートローフ
幼稚園のママ友達との集まりや、子どもの誕生日会、ひな祭りパーティーなど、メインの招待客が子どもである場合は、普段とはちょっと違ったおもてなし料理レシピを用意しましょう。
ここでは子どもの大好きな(もちろん大人も好きですが)ミートローフを紹介します。
普段のハンバーグをちょっとおしゃれにした感じのミートローフは、どことなくあらたまった雰囲気もあり、おもてなし料理レシピにはもってこいです。
材料:牛豚合挽き肉…500g、玉ねぎのみじん切り…1/2個分、にんにくのみじん切り…小さじ1、卵…1個、食パン…1枚、牛乳…大さじ3、白ワイン・ブランデー・トマトペースト…各大さじ1、塩…小さじ1、黒こしょう・ミックスハーブ…各小さじ1/2、ピスタチオ…20g、ドライいちじく…25g、ベーコン…2枚
作り方
1.食パンの耳を取り除き、細かくちぎって牛乳に浸します。
2.大きめのボウルにベーコン以外のすべての材料と「1.」を入れて、粘りが出るまでよく混ぜ合わせます。
3.焼き型の内側に薄く分量外のサラダ油を塗って、底にベーコンを敷きます。
4.「2.」を「3.」にきっちり詰めて表面を平らにならし、180℃に余熱しておいたオーブンで45分焼きます。
5.焼きあがれば2cm厚さに切り分け、それぞれの皿に盛り付けます。
お好みでデミグラスソースやトマトソースをかけていただきます。
今回はピスタチオやドライいちじくなど意外な素材を組み合わせてオリジナル性を狙いましたが、ブロッコリーやアスパラなど、中に入れるものを自分なりにアレンジしてもよいと思います。
おつまみ作りに役立つ食材たち
前もって予定のわかっているお客さまには、ずいぶん前から時間をかけておもてなし料理レシピを考えることができます。
しかし、突然の来客があることも、少なくありません。
そんなときにも慌てず自分なりのおもてなし料理レシピでお招きしたいものです。
ここでは、そんな突然のお客さまにもあわてず気のきいた一品を作ることができる食材をいくつか紹介します。
●とろろ昆布
ほぐして白身魚の刺身に巻いたり、温奴にのせたり、使い道はいろいろです。
とろっと溶けた食感と昆布のうまみはお酒のおつまみにもぴったりです。
●塩こんぶ
きゅうりと和えたりカルパッチョに散らしたり、塩分とうまみを生かした使い方ができます。
梅干しと合わせて熱湯を注げば即席お吸い物にもなります。
●アーモンド
刻んで乾煎りし、味噌、砂糖と混ぜてアーモンド味噌を作って、野菜スティックに添えるとおしゃれなサラダのできあがりです。
また油で揚げれば、サラダや冷奴のトッピングにもなります。
●カシューナッツ
油で炒め、塩を好みのスパイスをふるだけで、とりあえずの一品になります。
●なめたけ
大根おろしと和えたり、炒り卵にのせてもおいしくいただけます。
●いかの塩辛
茹でたあつあつのじゃが芋にのせたり、焼いた厚揚げに刻みねぎとともにトッピングするなど、味付けに使うと効果的です。
●アンチョビ
食パンにアンチョビとチーズをのせてトースターで焼くと、簡単な割には本格的なピザの味になります。
ゆで卵にトッピングしてもおいしいですよ。
これらの食材を常備しておけば、いつもと違う使い方をすることで粋なおつまみが出来上がります。
ワインに合う簡単おつまみ
おもてなし料理レシピを一生懸命考えて、時間をかけて準備して、いざテーブルに並べたら何となく物足りない・・・
テーブルのスペースをうまくデコレーションして物足りなさをカバーできればよいのですが、それこそすぐにできるものではありません。
そんな「何かもう一品あればいいのに」というときには、パパッと盛り合わせるだけの簡単おつまみや、サラダ、マリネがあると助かります。
パパッとできる簡単おつまみを、おもてなし料理レシピのレパートリーとしていくつかおさえておきましょう。
●グリッシーニ&生ハム
材料:生ハム・グリッシーニ…各適宜
作り方:グリッシーニに生ハムを巻きつけます。(簡単!)
材料さえあれば簡単にできてしまうイタリア料理のおつまみの定番です。
ワインによく合います。
●モッツァレラチーズのマリネ
材料:モッツァレラチーズ…2個、ミックスハーブ・塩・こしょう…各少々、エキストラバージンオリーブ油…適量
作り方:モッツァレラチーズは食べやすい厚さにスライスし、ミックスハーブ、塩、こしょうをふり、オリーブ油をたっぷり回しかけます。
余裕があれば、トマトのスライスを添えてもおいしいですよ。
●ドライトマト風
作り方:ミニトマトはへたを取り、クッキングシートを敷いた天板の上に並べ、130℃のオーブンで60分ほど焼きます。
そのままでもトマトの甘みが凝縮されておいしいのですが、エキストラバージンオリーブ油をかけてもさらにおいしくいただけます。
●グリーンサラダ
材料:レタス…1/2個、きゅうり…1本、セロリ…1本、ドレッシング(塩…小さじ1/2、ワインビネガー…大さじ1、しょうゆ…小さじ1、エキストラバージンオリーブ油…大さじ3、玉ねぎのみじん切り…大さじ3)
作り方
1.レタスは水に浸けてパリッとしたら水気を切ってペーパータオルに包んで冷蔵庫に入れます。
30分ほど冷やしたら、食べやすい大きさに手でちぎります。
2.きゅうりはピーラーで所々皮をむき、斜めの薄切りにします。
セロリは3mm厚さに切ります。
3.ボウルにドレッシングの材料をよく混ぜ合わせ、野菜を入れて絡めてから器に盛ります。
肉料理でもてなす場合
肉料理はボリュームがあるため、つねに食卓の主役となって華やかさを運んでくれます。肉料理のレパートリーは幅広く、得意料理の一つとしている人も多いことでしょう。
またおもてなし料理レシピにも数多く登場するのが肉料理です。
おもてなし料理レシピとしての肉料理は、冷めても堅くならないもの、味がかわらないもの、取り分けやすいもの・・・という前提があります。
その他にも、肉料理でお客さまをもてなす場合のポイントがいくつかあります。
まず、前もって準備ができるものを作る、ということです。
大人数向けにかたまり肉を使う場合などは特に、下味をつけたり漬け汁に漬けたり、下煮をしたり、と下ごしらえに時間がかかるのが肉料理です。
しかし、逆に考えれば、前もって準備をしておけばお客さまを迎える当日は火を入れるだけなので、キッチンにこもらずに済むのです。
また漬け込むことによって、肉料理もおいしく出来上がり、一石二鳥というわけです。
次に、使い慣れたフライパンもよいですが、一度に焼けるオーブンをもっと活用する、ということです。
たくさんの料理を一度に作る場合、人数分を同時に食卓に出したいですよね。
普段なかなか出番の少ないオーブンですが、おもてなし料理レシピでは大活躍間違いなしです。
そして、すべての人が満足できるボリューム感も大切です。
集まった仲間がみんなお酒を飲むとは限りません。
お酒を飲む人に合わせると、味付けが偏ってしまったり、主食をなかなか出さなくて飲めない人が手持ち無沙汰になることも考えられます。
そんなときは、ソースやたれの種類を増やして味に変化をつける、パンを添えるなど、どの人にも満足してもらえるボリュームの持たせ方が大切です。
最後に、肉料理の付け合せにはたっぷりの野菜を用意しましょう。
これは普段の食生活でも気をつけている人が多いと思います。
サラダや和え物など、肉料理のつけあわせを用意するときは、互いに対照的な食感や味付けにするとメリハリがつき、最後までおいしくいただけます。
ビールや日本酒に合う簡単おつまみ
大切なお客さまや両親を自宅に招くときのおもてなし料理レシピは、やはり和食が多いかもしれません。
豪快な肉料理やにぎやかなオードブルというよりは、落ち着いた上品な雰囲気でもてなしたいですからね。
しかし、普段もっとも作り慣れているはずの和食でも、おもてなし料理レシピとなると、構えてしまっていろいろと手間取ってしまいます。
いつも通りのレシピに、ちょっと盛り付けの工夫をしたり、ちょっと食材をランクアップしたり、という少しの手間だけで立派なおもてなし料理になりますので、そんなに構えずトライしてみてください。
さて、和食でお客さまをもてなすときにも、ささっと作れるおつまみや箸休めをいくつか用意しておくと安心です。
何かもう一品並べたい、というときのために、レパートリーに入れておいてくださいね。
●生麩の西京味噌のせ
材料:生麩…1本、オリーブ油…大さじ1、西京みそ・黒ごま・あれば柚子の皮…各適宜
作り方
1.生麩は1cm厚さに切り分け、フライパンにオリーブ油を熱して両面をこんがり焼きます。
2.生麩が焼きあがれば、西京味噌を上に塗り、黒ごま、柚子の皮の千切りをのせます。
●焼き野菜
材料:ししとうがらし…8本、とうもろこし…1本、塩・エキストラバージンオリーブ油・しょうゆ…適宜
作り方
1.ししとうがらしは強火のグリルでさっと焼き、塩とオリーブ油をかけます。
2.とうもろこしは長さを3等分、縦に2等分に切り、弱火のグリルでしょうゆを塗りながら焼きます。
●水キムチ
材料:白菜…1/4株、大根…10cm、にんじん…1/3本、酢…大さじ2、塩…小さじ1/2、赤唐辛子…1本、しょうが…1片、にんにく…1/2片、長ねぎ…1/2本
漬け汁(上新粉…大さじ1・1/2、水…5カップ、塩…小さじ2、砂糖…小さじ1)
作り方
1.鍋に漬け汁の材料を入れて煮立て、火を止めてから酢を加えて冷まします。
2.白菜、大根は短冊切り、にんじんは千切りにして塩をまぶし、しんなりさせます。
3.赤唐辛子は輪切り、しょうがは千切り、にんにくは薄切り、長ねぎは千切りにし、「2.」の野菜と合わせ、「1.」の汁に漬け、冷蔵庫で保存します。
水キムチは汁ごといただきます。
●キャベツの梅おかか和え
材料:キャベツ…1/3個、梅肉…小さじ2、しょうゆ・削節…各少々
作り方
1.キャベツはラップに包んで電子レンジに3分かけ、冷ましておきます。
2.キャベツが冷めたら食べやすい大きさに切り、梅肉、しょうゆ、削り節と和えて器に盛ります。
魚料理でもてなす場合
魚を使ったおもてなし料理レシピと言うと、お刺身や寿司を思い浮かべる人が多いと思います。
肉と違って魚には四季折々の旬があり、身が締まって脂の乗った魚はそれだけで十分なごちそうになります。
生でお刺身に、また焼いたり煮たりしてもおいしく、調理のバリエーションが広がるのも魚料理のいい点でもあります。
ここでは、おもてなし料理レシピに魚を用いる際のいくつかのポイントについてお話したいと思います。
まず、普段家族の食事には切り身を使っている人も、おもてなしのときには一尾魚に挑戦してみましょう。
そのまま調理して食卓に出すことの迫力もありますが、例えば切り身にして使うにしても、まるごと購入する方が鮮度は保たれますし、大きく切り分ければ切り身とは違った豪華さが感じられることでしょう。
一尾丸ごと購入すると内臓を出したりうろこを取ったりと手間がかかると思われますが、スーパーの鮮魚売り場では下処理をお願いすることもできます。
魚は鮮度が命です。
手で触れている時間が長ければ長いほど、鮮度も落ちてきますので、魚の身を軽く押さえる程度でスッと一気に切れるくらい包丁の切れ味をよくしておく必要があります。
包丁の切れ味が悪いと、身が崩れ、せっかくのおもてなし料理が台無しになってしまいます。
次に食べやすさについてですが、もてなしの心づかいとして食材を食べやすい状態でお客さまに出すことが大切です。
例えば衣をつけて揚げる料理の場合、中身が見えないため、小骨をていねいに抜いてから調理することで、食べたときに口の中で違和感がないようにしておきます。
骨抜きを使って、気になる小骨は抜いておきましょう。
最後に薬味についてです。
魚料理では、生臭さを取る、香りをつける、殺菌作用がある、脂っこさをやわらげる、など薬味がさまざまな効果をもたらしてくれます。
特によく使われるのが、わさび、しょうが、ねぎ、柑橘類でしょうか。
これらは塩分を控える代わりに風味を増すと言う効果もあり、味にメリハリをつけたいときにも有効です。
常に2〜3種類の薬味を食卓に用意しておくと便利ですね。
